Log Server でのクリスタル レポートを使用する

業務にクリスタル レポートを使用している場合、ソース情報として Log Server データベースを使用できます。この機能を使用するには、サードパーティ ソフトウェアをインストールする必要があります。また、パフォーマンスを向上するために、クリスタル レポートを Log Server ではなく、別のコンピュータにインストールすることをお勧めします。

この手順では、Log Server の IP アドレスは 192.168.0.1 となり、リモート クライアントの IP アドレスは 192.168.0.2 となります。これらは、IP アドレスの例だけです。これらの手順を完了するときに、これらのアドレスを Log Server およびリモート クライアントの正しい IP アドレスに置き換える必要があります。

Log Server コンピュータの構成

  1. Log Server および PostgreSQL データベース サービスを停止します。
  2. PostgreSQL 構成ファイルをテキスト エディタで開きます。
    • Windows 10 — C:\ProgramData\WatchGuard\logs\data\postgresql.conf
    • Windows 8 — C:\ProgramData\WatchGuard\logs\data\postgresql.conf
    • Windows 7 — C:\Users\<username>\Documents\My WatchGuard\logs\data\postgresql.conf
  3. その他のコンピュータからのデータベースへの接続を許可する場合は、postgresql.conf ファイルで Log Server の listen_addresses の設定を次の値に変更します:
    listen_addresses = '*'
    または
    listen_addresses = 'localhost, 192.168.0.1'
    必要に応じて、行頭からコメント記号 (#) を削除します。
  4. postgresql.conf を保存します。
  5. pg_hba.conf ファイルを開きます。
  6. 以下と同様の行を追加します。

host all all 192.68.0.2/32 md5

この例で 192.168.0.2 は、アクセスを許可するリモートクライアントです。

  1. PostgreSQL および Log Server のサービスを再起動します。

クリスタル レポート コンピュータの構成

  1. クリスタル レポートを Log Server コンピュータではなく、その他のコンピュータにインストールします。
  2. PostgreSQL の ODBC ドライバをダウンロード してインストールします。
  3. Windows のスタート メニューから、コントロール パネル > 管理ツール > データ ソース (ODBC) の順に選択します。
  4. ユーザー DSN タブで、追加 をクリックします。
  5. PostgreSQL Unicode を選択します。
  6. 以下の情報を使用して接続を構成します。
    • データ ソース — PostgreSQL30W
    • データベース — wglog
    • サーバー — 127.0.0.1
    • ポート — 5432
    • ユーザー名 — wguser
    • パスワード — 管理者のパスフレーズ
  7. 接続をテストするには、テストをクリックします。
  8. クリスタル レポートを開きます。
  9. データベース > サーバーのログオンまたはログオフ > 新しい接続の作成 > ODBC (RDO) の順に選択します。
  10. ステップ 3 ~ 7 で作成したデータ ソースを選択し、接続を作成します。

また、WatchGuard Web Services API を使用して、クリスタル レポートのデータをエクスポートできます。詳細については、Web Services API を使用して、ログの取得およびデータのレポートを行う を参照してください。

関連情報:

Firebox のログ記録および通知について

Log Server を設定する

Log Server があるスクリプト、ユーティリティ、および第三者ソフトウェアを使用する