RapidDeploy を用いて Firebox を配備する

RapidDeploy を使用して、リモート サイトの Firebox を設定することができます。これは、熟練した IT スタッフがいないリモート サイトでデバイスの初期構成を補助する際に便利です。すべての RapidDeploy 方法において、各デバイスを構成する前に、リモート サイトに新しい Fireboxes を送ることができます。

Firebox T10-D、XTMv または FireboxV デバイスでは、RapidDeploy はサポートされていません。

RapidDeploy 方法

RapidDeploy では、デバイスをリモートで構成する 4 つの方法があります。

WatchGuard Web サイトから RapidDeploy を使用する

WatchGuard の Web サイトに RapidDeploy の構成をアップロードして、単一の Firebox をリモートで構成することができます。新しいデバイスを構成する場合、または工場出荷時の既定設定にリセットされているデバイスを構成する場合に、このオプションを使用することができます。このオプションでは、デバイスの構成ファイルを作成して、デバイスの製品の詳細 ページにその構成ファイルをアップロードします。

詳細については、次を参照してください: RapidDeploy を使用して構成ファイルをアップロードする

WatchGuard Cloud からの RapidDeploy

Firebox を WatchGuard Cloud に追加して RapidDeploy オプションを選択します。

WatchGuard Cloud からの RapidDeploy は、Fireware v12.3.1 以降で製造された Firebox M Series または T Series のデバイスで利用できます。

RapidDeploy を使用するには、Firebox と互換性のある構成ファイルを作成してアップロードします。Firebox が工場出荷時の既定設定で起動されると、構成ファイルがダウンロードされて適用されます。WatchGuard Cloud が構成ファイルで有効化されている場合は、Firebox と WatchGuard Cloud が接続され、自動的に登録が行われます。互換性のある Firebox を WatchGuard Cloud アカウントに追加する際に、RapidDeploy オプションを選択して構成ファイルをアップロードすることができます。

詳細については、次を参照してください: WatchGuard Cloud からの RapidDeploy

Management Server から RapidDeploy を使用する

1 つまたは複数の Fireboxes をリモートで構成して管理するには、Management Server から RapidDeploy を使用することができます。この方法は、一度もアクティブ化されていない Firebox、または一度はアクティブ化されたが、再アクティブ化が必要な Firebox や別の Management Server に割り当てる必要がある Firebox に使用することができます。

Management Server から RapidDeploy を使用する場合は、WatchGuard Deployment Center にその Management Server を登録して、Management Server から Deployment Center に接続する必要があります。Deployment Center で、Management Servers およびリモートでアクティブ化する Fireboxes の情報を追加します。

Management Server から RapidDeploy を使用する方法の詳細については、次を参照してください:Deployment Center および RapidDeploy を Management Server から使用する

RapidDeploy QuickStart を使用する

RapidDeploy QuickStart は、Firebox T10、T30、T50、T70、M200 および M300 モデルでのみサポートされています。

RapidDeploy QuickStart によって構成ファイルが自動的に作成され、WatchGuard が推奨する Firebox のポリシーとサービスが有効化されます。Firebox で RapidDeploy QuickStart がサポートされている場合は、アクティブ化した後に 製品の詳細 ページで有効化することができます。

RapidDeploy QuickStart の詳細については、次を参照してください:RapidDeploy QuickStart を使用する

RapidDeploy を使用して保存された構成を既存のデバイスから新しいデバイスに移行する方法については、次を参照してください:Move a Configuration to a New Firebox

Firebox を配備する

RapidDeploy 方法のいずれかを完了するには、Firebox に接続して電源およびインターネットに接続する必要があります。Firebox は WatchGuard に接続して、構成ファイルをダウンロードして適用します。

構成の自動ダウンロード

Firebox を工場出荷時の既定設定で起動すると、デバイスが自動的に WatchGuard にアクセスして、RapidDeploy 構成ファイル(これがある場合)をダウンロードします。Firebox が自動的に接続して RapidDeploy 構成ファイルをダウンロードできるようにするには、DHCP を使用するネットワークに接続し、インターネットにアクセスできる必要があります。

Web Setup Wizard における RapidDeploy

RapidDeploy オプションは、Fireware v12.5.3 以降を実行している Fireboxes の Web Setup Wizard で利用することができます。

Firebox が WatchGuard に接続できず、RapidDeploy 構成ファイルをダウンロードできない場合は、Web Setup Wizard を使って Firebox が接続できるようにネットワーク設定を構成することができます。例えば、Firebox が PPPoE を使用するネットワークに接続されている場合、Web Setup Wizard を使用して、Firebox が RapidDeploy のために WatchGuard に接続するために必要な設定を構成することができます。

Web Setup Wizard で構成するインターフェイス設定は、RapidDeploy 構成ファイルのインターフェイス 0 構成を上書きします。

詳細については、次を参照してください: Web Setup Wizard を実行する

RapidDeploy のステータスを確認する

最後の RapidDeploy 構成ファイルがいつアップロードされたかを確認するには、WatchGuard の Web サイトのアカウントにログインします。Firebox の 製品の詳細 ページに RapidDeploy 構成ファイルの最終更新時期が表示されます。

RapidDeploy 方法のいずれかを使用して Firebox をすでに構成した後で、Firebox で RapidDeploy を使用しないことにした場合は、製品の詳細 ページで RapidDeploy を無効にすることができます。詳細については、次を参照してください: RapidDeploy を無効化する