複数 WAN 方式および動的ルート

動的ルートを使う場合、ルーティング テーブルまたはラウンドロビン - 複数 WAN 構成方法のいずれかを使うことができます。内部 ネットワークでゲートウェイを使用する (信頼済みおよび任意) ルートは、選択した複数 WAN 方法の影響を受けていません。

ルーティング テーブル メソッドの使用

以下の場合は、ルーティング テーブル メソッドを選択すると有益です。

  • 動的ルート (RIP、OSPF、または BGP) を有効にし、外部ネットワーク上にあるルーターが Firebox へのルートをアドバタイズして、デバイスが外部ロケーションへの最適ルートを学習できるようにする場合。
  • 外部ネットワーク上の特定のルートを経由して外部サイトまたは外部ネットワークにアクセスする必要がある場合。例として、以下の場合を挙げることができます。
  • 外部ネットワークでフレーム リレーを使用する専用回線を所有している場合。
  • 外部ロケーションへのすべてのトラフィックが常に特定の Firebox 外部インターフェイスを経由するようにする場合。

ルーティング テーブル メソッドを使用すると、インターネットへの複数のルートの負荷分散を最も速く行うことができます。このオプションを有効にすると、接続に関するすべての決定は、ECMP アルゴリズムによって管理されます。Firebox での追加構成は必要ありません。

ECMP を使用するインターネットの負荷分散トラフィックは、帯域幅でなく、接続に基づいています。

ラウンド ロビン メソッドの使用

接続でなく帯域幅に基づいてトラフィックを各外部インターフェイスに分散したい場合は、ラウンド ロビン方式を使用します。

Firebox の OS が Pro にアップグレードされている場合、重み付けラウンド ロビン方式を使用して、特定の外部インターフェイスへの送信トラフィックを他の外部インターフェイスより増やすことができます。同時に、ラウンド ロビン アルゴリズムは、接続でなく、帯域幅に基づいて、トラフィック負荷を各外部インターフェイスに分散します。これにより、ISP を介して送信されたデータのバイト数をさらに制御することができます。

関連情報:

複数 WAN 方式について

ルーティング テーブル方式の複数 WAN を構成する

ラウンド ロビン方式の複数 WAN を構成する

Firebox ルート テーブルを読み取る