フェーズ 1 の変換を追加する

トンネルは、1 つのピアのネゴシエーションで複数の変換セットを実行できるように定義できます。たとえば、1 つの変換セットを [SHA2-256]-[AES256]-[DF14] ([authentication method]-[encryption method]-[key group]) で構成し、2 番目の変換を [SHA1]-[AES128]-[DF2] で構成したうえで、[SHA2-256]-[AES256]-[DF14] の変換を高い優先順位の変換セットとして指定することが可能です。トンネルが作成されると、Firebox では [SHA2-256]-[AES256]-[DF14] または [SHA1]-[AES128]-[DF2] を使って、他の VPN endpoint の変換セットを一致させることができます。最大 9 つの変換セットを加えることができます。

このオプションの詳細については、次を参照してください:IPSec のアルゴリズムとプロトコルについて

SHA-2 は XTM 21、22、23、505、510、520、530、515、525、535、545、810、820、830、1050 および 2050 デバイスではサポートされていません。これらのモデルのハードウェア暗号化アクセラレーションでは、SHA-2 はサポートされていません。他すべてのモデルでは SHA-2 がサポートされています。

IKEv1 または IKEv2 を使用するように IPSec BOVPN を構成することができます。IKEv2 は、Fireware v11.11.2 以降でサポートされています。

  • IKEv1 を使用する BOVPN では、フェーズ 1 設定のメイン モードで、複数の変換を使用するように指定する必要があります。
  • IKEv2 を使用する BOVPN の場合は、フェーズ 1 変換が、動的 IP アドレスを持つリモートゲートウェイが少なくとも 1 つ備わっているすべての IKEv2 ゲートウェイで共有されます。詳細については、IKEv2 の共有設定を構成する を参照してください。

関連情報:

IPSec VPN フェーズ 1 の設定を構成する

手動 BOVPN ゲートウェイを構成する

BOVPN Gateway のゲートウェイ Endpoint を定義する