手動 BOVPN ゲートウェイを構成する

Branch Office VPN (BOVPN) ゲートウェイは、1 つまたは複数のトンネルの接続ポイントです。トンネルを作成するには、ローカル デバイスとリモート endpoint デバイスの両方でゲートウェイをセットアップする必要があります。これらのゲートウェイを構成するには、次の項目を指定します。

  • 認証メソッド — 事前共有キーまたは IPSec Firebox Certificate。
    BOVPN 認証の証明書の使用に関する詳細については、次を参照してください: Branch Office VPN (BOVPN) トンネル認証の証明書
  • IP アドレスまたはドメイン情報で指定された、ローカルおよびリモートのゲートウェイ endpoint の場所。
  • Internet Key Exchange (IKE) ネゴシエーションのフェーズ 1 の設定。このフェーズでは、ネゴシエーション中に通過するデータを保護するために、セキュリティ アソシエーション、またはゲートウェイ endpoint で通信に使用されるプロトコルおよび設定が定義されます。

IPv6 BOVPN

Fireware v12.4 以降では 2 つの IPv6 ゲートウェイの間で BOVPN を構成できます。IPv4 トンネルは不要です。

ゲートウェイを構成する前に、ゲートウェイが使用する外部インターフェイス用に IPv6 を有効化する必要があります。そのインターフェイスで IPv6 を有効化する際には、静的 IPv6 アドレスを構成するか、DHCPv6 クライアント オプションを選択する必要があります。詳細については、外部インターフェイスに IPv6 を構成する を参照してください。

ゲートウェイを追加する際には アドレス ファミリー を指定する必要があります。オプションは IPv4 アドレスIPv6 アドレス です。ゲートウェイとトンネル設定では、指定する IP アドレスは同じファミリーからのものである必要があります。たとえば、IPv6 アドレス ファミリーを指定した場合は、ゲートウェイとトンネル設定で IPv6 アドレスしか指定することができません。

以下のオプションは IPv6 BOVPN に対してはサポートされていません:

  • マルチキャスト
  • モデムへのフェールオーバー
  • NAT と方向
  • ブロードキャストルーティング
  • ドメインを解決する 設定

ゲートウェイを追加する

各 BOVPN endpoint にゲートウェイを構成します。

BOVPN ゲートウェイ構成レポートを実行する

ゲートウェイを追加したら、レポートを実行して、ゲートウェイのすべての設定の概要を表示することができます。VPN のトラブルシューティングが必要な際に、このレポートが役立ちます。また、このレポートを利用すると、構成設定をリモート VPN endpoint デバイスの設定と簡単に比較することができます。

Fireware Web UIまたは Policy Managerから、レポートを実行するには、以下の手順を実行します:

  1. ゲートウェイ ダイアログ ボックスで、構成されたゲートウェイを選択します。
  2. レポート をクリックします。
  3. このゲートウェイを使用するトンネルの詳細を追加するには、トンネルの詳細を表示する チェックボックスを選択します。

このレポートの詳細については、次を参照してください:BOVPN 構成レポートを使用する

関連情報:

ゲートウェイの編集と削除

フェーズ 1 の変換を追加する

IPSec VPN フェーズ 1 の設定を構成する