Kaseya VSA 用 Endpoint Security プラグインを構成する

WatchGuard Cloud で Endpoint Security 管理 API にアクセスするには、プラグインを構成する必要があります。これにより、WatchGuard Cloud に接続して管理対象アカウント データをダウンロードできるようになります。すると WatchGuard Cloud 管理対象アカウントを既存の Kaseya VSA 顧客アカウントにマッピングすることができます。

アカウントで既定の構成が有効になっている場合は、その構成が継承されます。自分のアカウントのみの構成を変更したい場合は、構成を保存する際に 既定の構成 チェック ボックスが選択されていないことを確認してください。構成を変更し、構成を保存する際に 既定の構成 チェック ボックスが選択されている場合、新しい構成は、既定の構成が有効になっているすべてのユーザーに適用されます。

WatchGuard Cloud で API アクセスを有効化する

WatchGuard パブリック API は、トークンベースの認証に Open Authorization (OAuth) 2.0 認証フレームワークを使用します。Endpoint Security 管理 API を使用するには、まず WatchGuard Cloud アカウントで API アクセスを有効化してプラグインの構成に必要なパラメータを取得する必要があります。詳細については、WatchGuard Cloud で API アクセスを有効化する を参照してください。

WatchGuard Cloud で API アクセスを有効化するには、以下の手順を実行します:

  1. WatchGuard Cloud にログインする。
    Service Provider の場合は、アカウント マネージャー から マイ アカウント または管理アカウントを選択します。
  2. 管理 > 管理アクセス の順に選択します。
  3. API アクセスを有効化する をクリックします。

Screen shot of the Enable API Access page in WatchGuard Cloud

  1. API アクセスの認証情報として使用する 読み書き および 読み取り専用 パスワードを指定します。

Screen shot of the Enable API Access password page in WatchGuard Cloud

パスワードには大文字、小文字、数字および特殊文字を含める必要があります。読み書き パスワードと 読み取り専用 パスワードは異なる必要があります。

プラグイン構成には 読み書き アクセス ID とパスワードを使用する必要があります。

  1. WatchGuard API 使用許諾契約の条項に同意します チェック ボックスを選択します。
  2. Save をクリックします。

API アクセスを有効化すると、プラグイン構成で指定する必要があるパラメータが表示されます。WatchGuard Cloud で、管理 > 管理アカウント の順に移動したページで、パラメータを確認することができます。

Screen shot of the Administration > Managed Access page with API information in WatchGuard Cloud

ベース URL は地域によって異なります。この例は、米国にあるサーバーを示しています。

プラグインを構成する

Connections ページで Kaseya VSA 用 Endpoint Security プラグインを構成します。

Screen shot of the Endpoint Security Plug-in for Kaseya VSA Connections page

WatchGuard Endpoint Security プラグインを構成するには、以下の手順を実行します:

  1. 左側のナビゲーション ペインで WatchGuard Endpoint Security アイコンをクリックします。
    既定により Dashboard ページが開きます。
  2. Allow をクリックして WatchGuard Endpoint Security に Kaseya アカウントへのアクセスを許可します。

Screen shot of the consent page in the Kaseya VSA UI

  1. Connections ページで以下のパラメータを構成します。エラーを避けるため、URL をコピーして貼り付けることをお勧めします。
    • Authentication API URL — WatchGuard Cloud への API アクセスを認証するための URL を入力します。認証 API URL では大文字と小文字が区別されます。ベース URL は地域によって異なります。たとえば、米国地域の URL は次のようになります:https://api.usa.cloud.watchguard.com/oauth/token
    • API URL — WatchGuard Cloud への API アクセス用の URL を入力します。
      ベース URL は地域によって異なります。この例では、米国に所在するサーバーを使用しています。WatchGuard Endpoint Security 製品の顧客の場合は、次の URL を入力します:
      https://api.usa.cloud.watchguard.com/rest/endpoint-security/management
    • Account ID — API リクエストを行う管理対象アカウントの WatchGuard Cloud アカウント ID を入力します。これは、WatchGuard Cloud で管理する Service Provider または Subscriber アカウントのアカウント ID でなければなりません。アカウント ID を表示するには、WatchGuard Cloud で 管理 > マイ アカウント を選択します。
    • アクセス ID — WatchGuard Cloud への 読み書き API アクセスが可能なアクセス ID を入力します。
    • アクセス パスワード — WatchGuard Cloud への API アクセス用に指定した 読み書き 可能なアクセス ID のパスワードを入力します。
    • API アクセス用の 読み書き アクセス ID とパスワードを必ず指定してください。プラグインを使用すると、読み取り専用 アクセス ID がエラーを引き起こす可能性があります。

    • API キー — WatchGuard Cloud アカウントと関連付けられた API キーを入力します。
    • 既定の構成 — 構成の変更を自身のアカウントにのみ適用する場合は、Default Configuration チェックボックスの選択を解除します。Default Configuration チェックボックスが選択されている状態で変更を保存すると、新規構成が現在の Kaseya テナントのすべてのユーザーに適用されます。

複数のユーザーを管理している管理者は、ユーザーの既定構成を設定して、接続ページを非表示にすることができます。ユーザーには構成が継承されますが、それぞれのユーザーが独自のマッピング、自動配備、デバイス情報、セキュリティ情報を持つことができます。Default Configuration チェックボックスは他のページにも表示されますが、これは読み取り専用になっています。これにより、ユーザーは既定の構成を継承していることを認識することができます。他のユーザーに Connections ページが表示されないようするには、Security Roles > TAP Apps の順に移動して、ページの表示設定を変更します。

接続をテストする

WatchGuard Cloud API アクセスの接続をテストするには、Test Connection をクリックします。

テスト接続に失敗した場合は、以下を確認します。

  • WatchGuard Cloud で API アクセスのアクセス ID が有効になっていることを確認します。
  • アクセス ID とパスワードが正しい WatchGuard Cloud アカウント ID のものであることを確認します。
  • API キーを確認します。
  • アカウント ID が正しいことを確認します。
  • WatchGuard Cloud のアカウント ID が削除されたか、別のアカウントとマージされていないかを確認します。

すべてのプラグイン データを削除する

プラグインからは、すべての顧客アカウント データと WatchGuard Cloud API アクセス情報をを含む現在のユーザーのすべてのデータを削除することができます。また、Kaseya VSA UI からプラグインを削除することもできます。詳細については、次を参照してください:Kaseya VSA 用 Endpoint Security プラグインを削除する

プラグインからすべてのデータを削除するには、以下の手順を実行します:

  1. Remove All Data をクリックします。
    確認メッセージが表示されます。
  2. すべてのプラグイン データの削除を確認するには、Yes をクリックします。
  3. プラグインを再起動して再構成する場合は、Kaseya VSA を閉じて再起動します。

API トークンを更新する

セキュリティ侵害が検出された場合、またはその疑いがある場合は、Refresh Token をクリックして、プラグインの API トークンを変更します。

接続

接続を確立するには、Connect をクリックします。接続が正常に確立されると、プラグインによって構成が保存されます。そうすれば、クライアント マッピングを続行することができます。詳細については、次を参照してください:Kaseya VSA と WatchGuard Cloud アカウントをマッピングする

WatchGuard Cloud Service Provider アカウントを使用してプラグインを構成すると、そのプラグインは Service Provider アカウントのすべての管理対象アカウントも取得します。アカウントに多数のクライアントがある場合は、このプロセスに時間がかかることがあります。

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