About Open Shortest Path First (OSPF and OSPFv3) Protocol

このプロトコルは、Pro アップグレードを使用する Fireware XTM でのみサポートされます。

OSPF (Open Shortest Path First) は、大規模ネットワークで使用される内部ルーティング プロトコルです。OSPF では、ルーターがルーター自体のルーティング テーブルでの変更を検出すると、またはネットワークでの変更を検出すると、ネットワーク内の他のすべてのルーターにマルチキャスト アップデートを直ちに送信します。OSPF が RIP と異なる点は以下のとおりです。

  • OSPF では、ルーティング テーブルの変更された部分だけが送信されます。RIP では、ルーティング テーブル全体が毎回送信されます。
  • OSPF では、情報が変更された場合にだけマルチキャストが送信されます。RIP では、30 秒ごとにルーティング テーブルが送信されます。

OSPF に関する以下の情報についても注意してください。

  • 複数の OSPF エリアがある場合、1 つのエリアはエリア 0.0.0.0 (バックボーン エリア) である必要があります。
  • すべてのエリアがこのバックボーン エリアに隣接している必要があります。隣接していない場合は、バックボーン エリアへの仮想リンクを構成する必要があります。

Fireware XTM は IPv4 動的ルートで OSPFv2 をサポートし、IPv6 動的ルートで OSPFv3 をサポートします。

OSPF v2 を使用した IPv4 ルーティングの詳細については、次を参照してください:

OSPF v3 を使用した IPv6 ルーティングの詳細については、次を参照してください:

関連情報:

OSPF インターフェイス コストの表