Endpoint Security ライセンス期間を統合する
適用対象: WatchGuard Advanced EPDR。, WatchGuard EPDR。, WatchGuard EDR。, WatchGuard EPP。
Endpoint Security ライセンス期間を統合することが勧められます。統合することで、更新が容易になり、更新時に各 Endpoint の価格を抑えることができます。
ライセンス期限の調整またはライセンス期間の統合とは、ライセンスを連結またはマージして更新日を同期させることです。こうすることで、ライセンスの管理と更新が容易になります。
Endpoint Security ライセンス キーをアクティブ化して Endpoint を追加するたびに、またはライセンスを延長するたびに、新しいライセンスが選択したライセンスとマージされ、2 つのライセンスの期限が統合されます。ライセンス期間が結合されると、更新された Endpoint 数とアクティブ化されたライセンスの期間に基づいて、新しい有効期限が計算されます。
ライセンスは有効期限の翌日の 00 UTC (協定世界時) に期限切れとなります。ライセンスの有効期限の詳細については、次を参照してください:Endpoint Security ライセンスについて。
ライセンス期間統合の図。この画像には、50 個の Endpoint の 1 年間ライセンスの 2 ヵ月分が別の 1 年間ライセンスと統合されて、有効期限が 2023 年 1 月まで延長される仕組みが示されています。
Service Provider ライセンスをアクティブ化する際に、新しい製品ライセンスと同じ製品のアクティブなライセンスの期間を統合して同時終了にするか、または個別のライセンスとしてアクティブ化するかを選択することができます。これにより、Service Provider が顧客のライセンスを別に保持できます。
Subscriber アカウント は製品ライセンスを 1 つしか割り当てることができないため、Subscriber が新しいライセンス キーをアクティブ化する際は、それが自動的に現時点でアクティブなライセンスの期間と統合され、ライセンスの作成時に選択されたオプションに基づいて、ライセンスの有効期限が延長されるか、あるいは Endpoint の数が増加されます。
Service Provider の場合は、ライセンス期間の統合と新規ライセンスのアクティブ化のいずれを選択した場合も、すべての Endpoint が WatchGuard Cloud のインベントリに移動され、どのアカウントにも割り当てることができます。1 つのライセンスの Endpoint を異なる管理対象アカウントに何件でも割り当てることができます。
期間を統合したライセンスの更新日付計算
ライセンス期間が統合されると、これらがマージされ、更新された Endpoint 数とアクティブ化されたライセンスの期間に基づいて、新しい有効期限が計算されます。この唯一の例外は、ライセンスの延長を選択する場合および Endpoint 数を減らす場合です。その場合は、Endpoint 数が直ちに減少されます。
2 つのライセンスの有効期間を統合すると、以下の計算によって有効期限が計算されます。
| 新しい有効期限= | 今日の日付+ | (現在の Endpoint 数 × ライセンスの有効期限が切れるまでの日数) + (購入した Endpoint 数 × 期間の日数) |
| 最終的な Endpoint 数 |
ライセンス期間の統合計算は主に、Endpoint を追加する場合、または現在より多くの Endpoint にライセンスを延長する場合に使用されます。有効なライセンスに含まれるのと同じ Endpoint 数でライセンスをアクティブ化したり、それより少ない Endpoint 数でアクティブ化すると、有効ライセンスは購入したライセンスの期間分延長されます。したがって、Endpoint 数が 100 で、100 Endpoint 分の 1 年間ライセンスをアクティブ化した場合、有効期限は 1 年間延長されます。
WatchGuard EPP または EDR から WatchGuard EPDR にアップグレードする場合は、新しい有効期限を割り出す計算では、EPP または EDR Endpoint と EPDR Endpoint のコストの差が考慮に入れられます。
たとえば、WatchGuard EDR Endpoint の MSRP が 1 ドルで、WatchGuard EPDR Endpoint の MSRP が 2 ドルの場合、各 EDR Endpoint には 0.5 EPDR Endpoint の価値があると見なされます。EDR から EPDR にアップグレードする場合は、MSRP が低いほうの製品の価値に価格差を乗算して計算されます。
| 新しい有効期限= | 今日の日付+ | (現在の Endpoint 数 × ライセンスの有効期限が切れるまでの日数 × 価格差) + (購入した Endpoint 数 × 期間日数) |
| 最終的な Endpoint 数 |
ライセンス期間統合の計算は主に、Endpoint を追加する場合でもライセンスを延長する場合でも同じです。
こうした例の値はすべて、説明のみを目的としています。
45 日で期限切れになる 20 個の Endpoint のライセンスがある場合に、1 年間ライセンスで 10 個の Endpoint を追加することを検討していると想定します (1 年間の期間で 10 個の Endpoint ライセンスを購入)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、License Activation Wizard で、Endpoint を追加する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在の Endpoint 数 = 20
- ライセンスが失効するまでの日数 = 45
- 購入した Endpoint 数 = 10
- 購入した Endpoint の期間日数 = 365
- 最終的な Endpoint 数 = 30 Endpoint (20 + 10)
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (20 Endpoint x 45 日) + (10 Endpoint x 365 日) |
| 30 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、4,550 ÷ 30 = 151.67 となります。この値を 152 に切り上げます。したがって、30 個の Endpoint の新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 152 日後となります。
200 日で期限切れになる 10 個の Endpoint の 1 年間ライセンスがある場合に、3 年間ライセンスで 50 個の Endpoint を追加することを検討していると想定します (3 年間の期間で 50 個の Endpoint ライセンスを購入)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、License Activation Wizard で、Endpoint を追加する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在の Endpoint 数 = 10
- ライセンスが失効するまでの日数 = 200
- 購入した Endpoint 数 = 50
- 購入した Endpoint の期間日数 = 365 x 3
- 最終的な Endpoint 数 = 60 (10 + 50)
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (10 Endpoint x 200 日) + (50 Endpoint x 365 日 x 3) |
| 60 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、56,750 ÷ 60 = 945.83 となります。この値を 946 に切り上げます。したがって、60 個の Endpoint の新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 946 日後となります。
10 日で期限切れになる 100 個の Endpoint のライセンスがある場合に、ライセンスを更新して 1 年間ライセンスで 50 個の Endpoint を追加することを検討していると想定します (1 年間の期間で 150 個の Endpoint ライセンスを購入)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、ライセンス アクティブ化ウィザードで、ライセンスを延長する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在の Endpoint 数 = 100
- ライセンスが失効するまでの日数 = 10
- 購入した Endpoint 数 = 150
- 購入した Endpoint の期間日数 = 365
- 最終的な Endpoint 数 = 150 Endpoint (100 更新 + 50 追加)
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (100 Endpoint x 10 日) + (150 Endpoint x 365 日) |
| 150 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、55,750 ÷ 150 = 371.67 となります。この値を 372 に切り上げます。したがって、150 個の Endpoint の新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 372 日後となります。
10 日前に有効期限が切れた 100 個の Endpoint のライセンスがある場合に、ライセンスをさらに 1 年間更新することを検討していると想定します (1 年間の期間で 100 Endpoint ライセンスを購入)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、ライセンス アクティブ化ウィザードで、ライセンスを延長する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在の Endpoint 数 = 100
- ライセンスが失効するまでの日数 = -10
- 購入した Endpoint 数 = 100
- 購入した Endpoint の期間日数 = 365
- 最終的な Endpoint 数 = 100 Endpoint
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (100 Endpoint x -10 日) + (100 Endpoint x 365 日) |
| 100 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、35,500 ÷ 100 = 355 となります。したがって、100 個の Endpoint の新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 355 日後となります (新規ライセンスの期間から 10 日を引いた日数)。
10 日で有効期限切れになる 100 個の Endpoint のライセンスがある場合に、Endpoint を 80 個に減らしてライセンスをもう 1 年間更新することを検討していると想定します (1 年間の期間で 80 Endpoint ライセンスを購入)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、ライセンス アクティブ化ウィザードで、ライセンスを延長する を選択します。
Endpoint 数を減らしてライセンスを更新する場合、有効期限直前に更新する必要があります。有効期限前にライセンス キーをアクティブ化すると、Endpoint 数が直ちに減少します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在の Endpoint 数 = 100
- ライセンスが失効するまでの日数 = 10
- 購入した Endpoint 数 = 80
- 購入した Endpoint の期間日数 = 365
- 最終的な Endpoint 数 = 80 Endpoint
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (100 Endpoint x 10 日) + (80 Endpoint x 365 日) |
| 80 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、30,200 ÷ 80 = 377.5 となります。この値を 378 に切り上げます。したがって、80 個の Endpoint の新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 378 日後となります。
45 日で期限切れになる 20 個の WatchGuard EDR Endpoint ライセンスがある場合に、1 年間のライセンスで WatchGuard EPDR にアップグレードすることを検討していると想定します (1 年間の期間で 20 Endpoint の WatchGuard EPDR ライセンスを購入)。この場合は、WatchGuard EPDR ライセンスをアクティブ化して、License Activation Wizard で、ライセンスを延長する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- WatchGuard EDR における各 Endpoint の価格の例:$1
- WatchGuard EPDR における各 Endpoint の価格の例:$2
- 製品価格差:0.5
- 現在の Endpoint 数 = 20
- ライセンスが失効するまでの日数 = 45
- 購入した Endpoint 数 = 20
- 購入した Endpoint の期間日数 = 365
- 最終的な Endpoint 数 = 20 Endpoint
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (20 Endpoint x 45 日 x 0.5) + (20 Endpoint x 365 日) |
| 20 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、7,750 ÷ 20 = 387.5 となります。この値を 388 に切り上げます。したがって、20 個の WatchGuard EPDR Endpoint の新しい有効期限は、新しい WatchGuard EPDR ライセンスをアクティブ化した日から 388 日後となります。
例 7 — 既存のライセンスをアップグレードして Endpoint を追加する
45 日で期限切れになる 20 個の Endpoint を含む WatchGuard EDR ライセンスがある場合に、1 年間のライセンスで WatchGuard EPDR にアップグレードして、10 個の Endpoint を追加することを検討していると想定します (1 年間の期間で 10 人のユーザーの WatchGuard EPDR ライセンスを購入)。この場合は、WatchGuard EPDR ライセンスをアクティブ化して、License Activation Wizard で、Endpoint を追加する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- WatchGuard EDR における各 Endpoint の価格の例:$1
- WatchGuard EPDR における各 Endpoint の価格の例:$2
- 製品価格差:0.5
- 現在の Endpoint 数 = 20
- ライセンスが失効するまでの日数 = 45
- 購入した Endpoint 数 = 10
- 購入した Endpoint の期間日数 = 365
- 最終的な Endpoint 数 = 30 Endpoint (20 + 10)
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (20 Endpoint x 45 日 x 0.5) + (10 Endpoint x 365 日) |
| 30 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、4,100 ÷ 30 = 136.6 となります。この値を 137 に切り上げます。したがって、30 個の WatchGuard EPDR Endpoint の新たな有効期限は、新規 WatchGuard EPDR ライセンスをアクティブ化した日付から 137 日後となります。
200 日で期限切れになる 10 個の Endpoint の 1 年間 WatchGuard EDR ライセンスがある場合に、3 年間のライセンスで WatchGuard EPDR にアップグレードして、50 個の Endpoint を追加することを検討していると想定します (3 年間の期間で 50 Endpoint の WatchGuard EPDR ライセンスを購入)。この場合は、WatchGuard EPDR ライセンスをアクティブ化して、License Activation Wizard で、Endpoint を追加する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- WatchGuard EDR における各 Endpoint の価格の例:$1
- WatchGuard EPDR における各 Endpoint の価格の例:$2
- 製品価格差:0.5
- 現在の Endpoint 数 = 10
- ライセンスが失効するまでの日数 = 200
- 購入した Endpoint 数 = 50
- 購入した Endpoint の期間日数 = 1095 (365 x 3)
- 最終的な Endpoint 数 = 60 Endpoint (10 + 50)
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (10 Endpoint x 200 日 x 0.5) + (50 Endpoint x 1095 日) |
| 60 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、55,750 ÷ 60 = 929.16 となります。この値を 930 に切り上げます。したがって、60 個の WatchGuard EPDR Endpoint の新しい有効期限は、新しい WatchGuard EPDR ライセンスをアクティブ化した日から 930 日後となります。
10 日で期限切れになる 100 個の Endpoint の WatchGuard EDR ライセンスがある場合に、ライセンスを WatchGuard EDR から WatchGuard EPDR にアップグレードし、1 年間のライセンスで 50 個の Endpoint を追加することを検討していると想定します (1 年間の期間で 150 Endpoint の WatchGuard EPDR ライセンスを購入)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、ライセンス アクティブ化ウィザードで、ライセンスを延長する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- WatchGuard EDR における各 Endpoint の価格の例:$1
- WatchGuard EPDR における各 Endpoint の価格の例:$2
- 製品価格差:0.5
- 現在の Endpoint 数 = 100
- ライセンスが失効するまでの日数 = 10
- 購入した Endpoint 数 = 150
- 購入した Endpoint の期間日数 = 365
- 最終的な Endpoint 数 = 150 Endpoint (100 更新 + 50 追加)
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (100 Endpoint x 10 日 x 0.5) + (150 Endpoint x 365 日) |
| 150 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、55,250 ÷ 150 = 368.33 となります。この値を 369 に切り上げます。したがって、150 個の WatchGuard EPDR Endpoint の新たな有効期限は、新規 Total Identity Security ライセンスをアクティブ化した日付から 369 日後となります。
10 日で期限切れになる 100 個の Endpoint を含む WatchGuard EDR ライセンスがある場合に、WatchGuard EDR から WatchGuard EPDR にアップグレードし、Endpoint を 80 個に減らしてライセンスをさらに 1 年間更新することを検討していると想定します (1 年間の期間で 80 Endpoint の WatchGuard EPDR ライセンスを購入)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、ライセンス アクティブ化ウィザードで、ライセンスを延長する を選択します。
Endpoint 数を減らしてライセンスを更新する場合、有効期限直前に更新する必要があります。有効期限前にライセンス キーをアクティブ化すると、Endpoint 数が直ちに減少します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- WatchGuard EDR における各 Endpoint の価格の例:$1
- WatchGuard EPDR における各 Endpoint の価格の例:$2
- 製品価格差:0.5
- 現在の Endpoint 数 = 100
- ライセンスが失効するまでの日数 = 10
- 購入した Endpoint 数 = 80
- 購入した Endpoint の期間日数 = 365
- 最終的な Endpoint 数 = 80
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (100 Endpoint x 10 日 x 0.5) + (80 Endpoint x 365 日) |
| 80 Endpoint |
上記の式で値を計算すると、29,700 ÷ 80 = 371.25 となります。この値を 372 に切り上げます。したがって、80 個の WatchGuard EPDR Endpoint の新しい有効期限は、新しい WatchGuard EPDR ライセンスをアクティブ化した日から 372 日後となります。