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関連トピック

spamBlocker のアクション、タグ、およびカテゴリ

各電子メール メッセージのスパム カテゴリ に基づいて spamBlocker が実行するアクションを構成します。

spamBlocker のアクション

Firebox は、spamBlocker アクションを使用して電子メール メッセージの配信決定を行います。メッセージがカテゴリに割り振られている場合は、関連するアクションが適用されます。spamBlocker を POP3 および IMAP プロキシで利用している場合は、一部サポートされないアクションがあります。

許可

電子メール メッセージが Firebox を通過することを許可します。

サブジェクト タグの追加

電子メール メッセージが Firebox を通過することを許可しますが、電子メール メッセージの件名の行にスパムまたはスパムの可能性を示唆するテキストを挿入します。以下のセクションで説明するように、既定のタグを使用することもできますし、カスタマイズすることもできます。電子メール リーダーで、件名タグに基づいてスパムを自動的にソートするルールを作成することもできます。次のセクションの説明を参照してください:メール読者へのルールを作成する

検疫 (SMTP のみ)

電子メール メッセージを Quarantine Server に送信します。検疫 オプションは、spamBlocker を SMTP プロキシで使用している場合のみサポートされます。POP3 プロキシはこのオプションをサポートしていません。Quarantine Server に接続できない場合、このメッセージは一時的に拒否されます。

拒否 (SMTP のみ)

電子メール メッセージが電子メール サーバーに配信されるのを阻止します。Firebox は、「配信許可されませんでした。メッセージは拒否されました。」 という 571 SMTP メッセージを送信電子メール サーバーに送信します。拒否 オプションは、SMTP プロキシで spamBlocker を使用する場合のみサポートされます。POP3 プロキシはこのオプションをサポートしていません。

切断 (SMTP のみ)

接続が即座に中断されます。Firebox は送信サーバーにエラー メッセージを送信しません。ドロップ オプションは、SMTP プロキシで spamBlocker を使用する場合のみサポートされます。POP3 プロキシはこのオプションをサポートしていません。

spamBlocker タグ

特定の電子メール メッセージにタグを追加する spamBlocker アクションを選択すると、Firebox はメッセージの件名にテキスト文字列を追加します。タグは、提供された既定のものを使用することもできますし、カスタム タグを作成することもできます。タブの最大長は 30 文字です。

この例では、スパムであることがわかった電子メール メッセージの件名の行を示します。追加されるタグは次の既定のタグです:***SPAM***。
件名:***SPAM*** 自動車保険の無料見積

この例では、カスタマイズされたタグ、[SPAM]を示しています。
件名:[SPAM] 承認されました!

spamBlocker のカテゴリ

spamBlocker は、各電子メール メッセージにカテゴリを割り当てます。

確定済みスパム

確認済みスパム カテゴリには、既知のスパム送信者から送られてきた電子メール メッセージが含まれます。

SMTP プロキシで spamBlocker を使用する場合は、拒否 アクションを選択します。

POP3 プロキシで spamBlocker を使用する場合は 件名タグを追加 アクションを選択します。

疑わしいスパム

未確認 カテゴリには、新たなスパム攻撃に関連があると思われる電子メール メッセージが含まれます。不審なスパム メッセージが正当な電子メール メッセージでありながら、このカテゴリに 誤検出 と表示されることが頻繁にあります。このカテゴリの大半のメッセージが、管理下のネットワークでは誤検出でないことが確認済みである場合を除き、未確認 (suspect) 電子メール メッセージをスパムでないとみなし、不審な電子メールに 件名タグ追加する アクションを選択するか、SMTP プロキシで spamBlocker を使用している場合は 検疫 アクションを選択することをお勧めします。

バルク

バルク カテゴリには、発信者は既知のスパム送信者ではないが、正当な、大部分が全体送信の電子メール メッセージが分類されます。たとえば、受信者が受信を要求した、または何らかの形で受信を許可した電子メール ニュースレターなどが挙げられます。このカテゴリには、件名タグを追加 アクションを選択するか、SMTP プロキシで spamBlocker を使用する場合は 検疫 アクションを選択します。

メッセージの spamBlocker カテゴリを確認する

メッセージを分類した後、spamBlocker はスパム スコアとして電子メール メッセージ ヘッダーすべてにスパム カテゴリを追加します。スパム カテゴリを確認するには、電子メール メッセージの完全なメッセージ ヘッダーを確認する必要があります。

Microsoft Outlook 2010 の電子メール メッセージのスパム スコアを確認するには、以下の手順を実行します:

  1. 電子メール メッセージを開いて、ファイル タブを選択します。
  2. プロパティ をクリックします。
  3. インターネット ヘッダー テキスト ボックスで、メッセージ ヘッダー情報を確認します。

Microsoft Outlook 2007 の電子メール メッセージのスパム スコアを確認するには、以下の手順を実行します:

  1. 電子メール メッセージを開きます。
  2. メッセージ タブの オプション グループで、 をクリックします。
    メッセージのオプション ダイアログ ボックスが表示されます。
  3. インターネット ヘッダー テキスト ボックスで、完全なメッセージ ヘッダーを確認します。

インターネット ヘッダー テキスト ボックスでは、次の行にスパム スコアが表示されます:

X-WatchGuard-Spam_Score:

メッセージ ヘッダーのスパム スコア

以下に、電子メール メッセージのヘッダーに表示されるスパム スコアの例を示します。

X-WatchGuard-Spam-Score: 3, bulk; 0, no virus

この行で一番目の数字はスパムカテゴリです。この数字には次のいずれかの値が入ります。

0 - クリーン

1 - クリーン

2 - 未確認

3 - バルク

4 - スパム

spamBlocker 構成で [Virus Outbreak Detection (VOD)] を有効にすると、電子メール メッセージのヘッダーのスパム スコアは、VOD カテゴリを示す二番目の数字があります。この数字には次のいずれかの値が入ります。

0 - ウイルスなし

1 - ウイルスなし

2 - ウイルス脅威の可能性

3 - ウイルス脅威の可能性が高い

関連情報

spamBlocker の要件

Quarantine Server について

spamBlocker をアクティブ化および構成する

Virus Outbreak Detection (VOD) を有効にしてパラメータを設定する

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