FireCloud ライセンス期間を統合する
適用対象: FireCloud インターネット アクセス
ライセンス期限の調整またはライセンス期間の統合とは、ライセンスを連結またはマージして更新日を同期させることです。こうすることで、ライセンスの管理と更新が容易になります。
ライセンス キーをアクティブ化してユーザーを追加するたびに、またはライセンスを延長するたびに、新しいライセンスが選択したライセンスとマージされ、2 つのライセンスの期限が統合されます。期間が統合されたライセンスでは、新しい有効期限が更新済みのユーザー数とアクティブ化したライセンスの期間に基づいて計算されます。
Service Provider ライセンスをアクティブ化する際に、新しい製品ライセンスと同じ製品のアクティブなライセンスの期間を統合して同時終了にするか、または個別のライセンスとしてアクティブ化するかを選択することができます。これにより、Service Provider が顧客のライセンスを別に保持できます。
Subscriber アカウント は、製品ライセンスを 1 つしか割り当てることができないため、Subscriber が新しいライセンス キーをアクティブ化する際は、それが自動的に現時点でアクティブなライセンスの期間と統合され、ライセンスの作成時に選択されたオプションに基づいて、ライセンスの有効期限が延長されるか、あるいはユーザーの数が増加されます。
Service Provider の場合、ライセンス期間の統合と新規ライセンスのアクティブ化のどちらを選択した場合も、全ユーザーが WatchGuard Cloud のインベントリに移動してどのアカウントにも割り当てられることができます。1 つのライセンスのユーザーを異なる管理対象アカウントに何件でも割り当てることができます。
期間を統合したライセンスの更新日付計算
ライセンス期間を統合すると、期間がマージされ、更新されたユーザー数およびアクティブ化されたライセンスの期間に基づいて、新しい有効期限が計算されます。ライセンスを延長してユーザー数を減らす場合が、唯一の例外となります。その場合は、ユーザー数が直ちに減少されます。
2 つのライセンスの有効期間を統合すると、以下の計算によって有効期限が計算されます。
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (現在のユーザー数 x ライセンスが失効するまでの日数) + (購入したユーザー数 x 保持日数) |
| 最終的なユーザー数 |
ライセンス期間統合の計算は主に、ユーザーを追加する場合でもライセンスを延長する場合でも同じです。
こうした例の値はすべて、説明のみを目的としています。
45 日後に失効する 20 人のユーザーを対象とするライセンスがあり、1 年間ライセンスに 10 人のユーザーを追加する場合 (1 年間の 10 ユーザー ライセンスを 1 件購入した)。これを行うためには、ライセンスをアクティブ化し、ライセンスアクティブ化ウィザードで ユーザーを追加する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在のユーザー数 = 20
- ライセンスが失効するまでの日数 = 45
- 購入したユーザー数 = 10
- 購入したユーザーの期間日数 = 365
- 最終的なユーザー数 = 30 人 (20 + 10)
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (20 人のユーザー x 45 日) + (10 人のユーザー x 365 日) |
| 30 人のユーザー |
上記の式で値を計算すると、4,550 ÷ 30 = 151.67 となります。この値を 152 に切り上げます。したがって、30 人のユーザーの新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 152 日後となります。
200 日後に失効する 10 人のユーザーを対象とするライセンスがあり、3 年間ライセンスに 50 人のユーザーを追加する場合 (3 年間の 50 ユーザー ライセンスを 1 件購入した)。これを行うためには、ライセンスをアクティブ化し、ライセンスアクティブ化ウィザードで ユーザーを追加する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在のユーザー数 = 10
- ライセンスが失効するまでの日数 = 200
- 購入したユーザー数 = 50
- 購入したユーザーの期間日数 = 365 x 3
- 最終的なユーザー数 = 60 人 (10 + 50)
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (10 人のユーザー x 200 日) + (50 人のユーザー x 365 日 x 3) |
| 60 人のユーザー |
上記の式で値を計算すると、56,750 ÷ 60 = 945.83 となります。この値を 946 に切り上げます。したがって、60 人のユーザーの新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 946 日後となります。
10 日後に失効する 100 人のユーザーを対象とするライセンスがあり、ライセンスを更新し、さらに 1 年間ライセンスに 10 人のユーザーを追加する場合 (期限が 1 年間のユーザー ライセンスを 150 人分購入した)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、ライセンス アクティブ化ウィザードで、ライセンスを延長する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在のユーザー数 = 100
- ライセンスが失効するまでの日数 = 10
- 購入したユーザー数 = 150
- 購入したユーザーの期間日数 = 365
- 最終的なユーザー数 = 150 人 (100 更新 + 50 追加)
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (100 人のユーザー x 10 日) + (150 人のユーザー x 365 日) |
| 150 人のユーザー |
上記の式で値を計算すると、55,750 ÷ 150 = 371.67 となります。この値を 372 に切り上げます。したがって、150 人のユーザーの新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 372 日後となります。
10 日前に失効した 100 人のユーザーを対象とするライセンスがあり、さらに 1 年間更新したい場合 (期限が 1 年間のユーザー ライセンスを 100 人分購入した)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、ライセンス アクティブ化ウィザードで、ライセンスを延長する を選択します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在のユーザー数 = 100
- ライセンスが失効するまでの日数 = -10
- 購入したユーザー数 = 100
- 購入したユーザーの期間日数 = 365
- 最終的なユーザー数 = 100 人
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (100 人のユーザー x -10 日) + (100 人のユーザー x 365 日) |
| 100 人のユーザー |
上記の式で値を計算すると、35,500 ÷ 100 = 355 となります。したがって、100 人のユーザーの新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 355 日後となります (新規ライセンスの期間から 10 日を引いた日数)。
10 日後に失効する 100 人のユーザーを対象とするライセンスがあり、ユーザーを 80 人にしてさらに 1 年間更新したい場合 (期間が 1 年間のユーザー ライセンスを 80 人分購入した)。この場合は、ライセンスをアクティブ化して、ライセンス アクティブ化ウィザードで、ライセンスを延長する を選択します。
ユーザー数を減らしてライセンスを更新する場合、有効期限直前に更新する必要があります。有効期限前にライセンス キーをアクティブ化すると、ユーザー数は直ちに減少します。
ライセンスの新しい有効期限を計算するには、次の値を使ったライセンス期間の統合計算式を使用します。
- 現在のユーザー数 = 100
- ライセンスが失効するまでの日数 = 10
- 購入したユーザー数 = 80
- 購入したユーザーの期間日数 = 365
- 最終的なユーザー数 = 80 人
| 新しい有効期限 = | 今日の日付 + | (100 人のユーザー x 10 日) + (80 人のユーザー x 365 日) |
| 80 人のユーザー |
上記の式で値を計算すると、30,200 ÷ 80 = 377.5 となります。この値を 378 に切り上げます。したがって、80 人のユーザーの新たな有効期限は、新規ライセンスをアクティブ化した日付から 378 日後となります。