カスタム ポリシー テンプレートを作成または編集する

構成ファイルに特化したポリシーを追加するには、カスタム ポリシー テンプレートを作成します。カスタム ポリシーテンプレートは、パケット フィルタまたはプロキシ ポリシー用であることが可能で、どのプロトコルを使用しても構いません。構成にカスタム ポリシー テンプレートを追加する際、ポリシーを変更または削除するときに探しやすくなるよう、ポリシー テンプレートに一意の名前を指定してください。この名前は、他のポリシー テンプレ―トの名前とは違う必要があります。

ポリシーテンプレートでは、これらのプロパティを構成することができます:

ポリシーの種類

テンプレートがパケット フィルタ用またはプロキシ ポリシー用のいずれかを指定します。プロキシ ポリシーの場合、プロキシ ポリシーの種類またはアプリケーション レイヤ ゲートウェイ (ALG) の種類を選択します。DNS、FTP、H.323、HTTP、HTTPS、POP3、SIP、SMTP および TCP-UDP を含むさまざまな共通プロトコルについて、Fireware は、プロキシ ポリシーをサポートします。プロキシ ポリシーの種類の詳細については、次を参照してください: プロキシ ポリシーと ALG について

プロトコル

ポリシー テンプレートが適用されるプロトコルを指定します。同じポリシー テンプレートに 1 つ以上のプロトコルを追加できます。GRE、AH、ESP、ICMP、ICMPv6、IGMP、OSP、IP、および PIM プロトコルは単一ポートを使用しており、構成できません。一部のプロトコルでは、追加の情報を指定する必要があります:

  • TCP および UDP プロトコルの場合、ポートおよびポート範囲を指定します。
  • ICMP (インターネット コントロール メッセージ プロトコル) および ICMPv6 の場合、ICMP の種類 および ICMP コード を指定します。テキスト ボックスに 255 と入力すると、Firebox はその種類とコードを任意の種類の ICMP トラフィックの任意の ICMP トラフィックとして解釈します。
  • IP プロトコルの場合は、プロトコル番号を指定します。

カスタム アイドル タイムアウト

カスタム アイドル タイムアウトを指定できます。アイドル タイムアウトは、接続を通じてトラフィックが送信されないときに、接続がアクティブな状態を維持できる秒単位の最長時間です。カスタム アイドル タイムアウトを指定しない場合、テンプレートでは規定のアイドル タイムアウト設定である 180 秒 (3 分) が使用されます。

これで、カスタム ポリシー テンプレートを使用して 1 つまたは複数のカスタム ポリシーを構成に追加できます。定義済みのポリシー テンプレートに応じてポリシーを追加するのと同じ手順を使用します。

ICMPv6 テンプレートは、Fireware v12.6.2 以降でのみサポートしています。ICMPv6 カスタム テンプレートを含む構成を Fireware の下位バージョンに保存しようとすると、構成を保存する前にテンプレートを削除する必要があることを伝えるエラー メッセージが表示されます。

関連情報:

構成にポリシーを追加する

カスタム ポリシーのテンプレートをインポート/エクスポートする