Syslog サーバーの設定を構成する

syslog は、UNIX 用に開発されたログ インターフェイスですが、複数のコンピュータ システムによって使用されています。syslog ログ メッセージを最大 3 台のサーバーに送信するように Firebox を構成できます。

クラウド管理されていない Firebox の場合、複数の syslog サーバーは、Fireware OS v12.4 以降でサポートされています。

各 syslog サーバーで、サーバーへの接続に使用する IP アドレスとポートを指定する必要があります。

syslog ログ メッセージは暗号化されません。外部インターフェイスを介して syslog サーバーにログ メッセージを送信しないことをお勧めします。セキュリティを強化するために、信頼済みネットワークに syslog サーバーを配置することをお勧めします。

追加する各 syslog サーバーについて、ログ メッセージの形式を指定します。Firebox は、Syslog または IBM LEEF の 2 つのログ形式でログ メッセージを送信できます。syslog サーバーにログ メッセージを送信する場合は、Syslog ログ形式を指定します。IBM QRadar サーバーにログ メッセージを送信する場合は、IBM LEEF ログ形式を指定します。ログ形式ごとに、ログ メッセージに含める詳細の一部を構成できます。

Syslog ログ形式の詳細

Firebox でログ メッセージのタイムスタンプとデバイスのシリアル番号をログ メッセージに含めるかどうかを選択します。タイムスタンプは、Firebox で構成されているタイム ゾーンで表されます。

IBM LEEF ログ形式の詳細

Firebox が QRadar サーバーに送信するログ メッセージに、デバイスのシリアル番号と syslog ヘッダーを含めるかどうかを選択します。

ログ メッセージの種類ごとに使用する syslog ファシリティを指定できます。syslog ファシリティは、各ログ メッセージの相対的な優先順位を決定します。数値が小さい場合は、優先順位が高いことを示します。アラームなどの優先度の高いログ メッセージには Local0 を選択します。優先度の低いログ メッセージの種類には、Local1Local7 を選択します。以下の 5 つのログ メッセージの種類に syslog ファシリティを指定できます:

  • アラーム
  • トラフィック
  • イベント
  • 診断
  • パフォーマンス

さまざまな種類のメッセージについての詳細は、次を参照してください: ログ メッセージの種類

IBM LEEF ログ形式を選択すると、Firebox は、msg-id フィールドを含むログ メッセージのみを QRadar サーバーに送信します。IBM LEEF ログ形式を選択すると、Firebox はパフォーマンス ログ メッセージを QRadar サーバーに送信しません。

IBM LEEF ログ形式のログ メッセージには、以下の詳細を含む LEEF ヘッダーが含まれます:

  • LEEF バージョン
  • ベンダー名
  • 製品名
  • 製品バージョン
  • イベント ID

例:

  • LEEF バージョン — LEEF: 1.0
  • ベンダー名 — WatchGuard
  • 製品名 — Firebox
  • 製品バージョン — 12.1.B548280
  • イベント ID — 1AFF000B (メッセージ ID)

QRadar サーバーの場合、syslog ファシリティ設定を構成する前に、syslog ヘッダーを含めるオプションを選択する必要があります。QRadar サーバーに送信されるログ メッセージに syslog ヘッダーを含めるよう選択した場合、ホスト名とタイムスタンプはログ メッセージに含まれません。

syslog または QRadar サーバーにログ メッセージを送信するように Firebox を構成する前に、syslog または QRadar が構成済みかつ使用可能で、ログ メッセージを受信する準備ができている必要があります。

Syslog サーバーを追加する

関連情報:

Firebox のログ記録および通知について

ログ メッセージの種類

パフォーマンス統計をログ メッセージに含める (WSM)

診断ログ レベルを設定する