BGP を使用して IPv4 および IPv6 ルーティングを構成する

ISP で BGP に参加するには、パブリック自律システム (AS) 番号を持っている必要があります。プライベート ネットワーク間の内部 BGP では、プライベート AS 番号を使用する必要があります。詳細については、BGP (Border Gateway Protocol) について を参照してください。BGP を構成して、IPv4 と IPv6 ネットワークの両方に対して動的ルートを行うことができます。

FireCluster 用に BGP を有効にする場合、BGP 構成の router-id を、ルータに接続される Firebox インターフェイスの IP アドレスに設定する必要があります。この手順は、ルーティング プロトコルに FireCluster 管理 IP アドレスをルータ ID として使用させないためのものです。FireCluster 管理 IP アドレスおよびクラスタ IP アドレスは、ルータ ID として使用しないでください。ルータ ID を設定するには、bgp router-id <ip-address> コマンドを BGP 構成で使用します。この場合、ip-address はルータに接続される Firebox インターフェイスの IP アドレスです。

Firebox で複数 WAN が有効化されている場合は、動的ルート構成の物理インターフェイスの IP アドレスを使用する代わりに、ループバック インターフェイスを構成し、ループバック インターフェイスの IP アドレスを使用することができます。詳細については、ループバック インターフェイスを構成する を参照してください。

BGP を有効にすると、Firebox によって DR-BGP-Allow と呼ばれる動的ルート ポリシーが自動的に作成されます。既定では、DR-BGP-Allow ポリシーはエイリアス Any から Firebox へのトラフィックを許可します。ベストプラクティスとして、このポリシーを編集して認証を追加し、正しいインターフェイスでのみリッスンするよう制限することをお勧めします。

Firebox および BGP ルータを構成後、ルート テーブルを参照して、Firebox が BGP ルータからルート更新を受信したことを検証できます。

動的ルートを表示するには、Firebox System Manager から、ステータス レポート タブを選択します。

動的ルートを表示するには、Fireware Web UI で、システム ステータス > ルート の順に選択します。

関連情報:

BGP (Border Gateway Protocol) について

BGP コマンド

サンプル BGP ルーティング構成ファイル